日々の暮らしの中であらゆるところで目にするペットボトルは、
リサイクルが可能な資源ごみのひとつです。
回収されたペットボトルがどのような製品に生まれ変わって再利用されている
のかご存知でしょうか?
ペットボトルについて
ペットボトルはポリエチレンテレフタレートという樹脂からつくられています。
英語で「POLY ETHYLENE TEREPHTHALATE」と書くため、
頭文字をとってPETボトル(ペットボトル)と呼ばれています。
ポリエチレンテレフタレートは、石油からつくられるテレフタル酸と
エチレングリコールを原料にして化学反応させてつくられる樹脂のひとつです。
この樹脂を溶かして糸状にしたものが繊維になり、
膨ませたものがペットボトルになります。
軽量で耐久性に優れており、用途に合わせてさまざまな形に
加工することができるため、ミネラルウォーターや炭酸飲料などの清涼飲料
水、酒類、酢、醤油などの液体容器として用いられています。
回収されたペットボトルは、
再生処理業者によってさまざまな製品にリサイクルされて活用されています。
ペットボトルのリサイクル方法には、
分別回収したペットボトルを細かく砕いてフレークにし、
さらに加熱溶解して粒状にしたものを原料として他の製品に再利用する
「マテリアルリサイクル」と、
再生フレークから再びペットボトルをつくる
「ボトルtoボトル」があります。
マテリアルリサイクルでは、
食品用トレイ、化粧品容器、車のシート、シャツ、スーツ、ネクタイ、
粘着布テープ、ラベル素材、ボタン、鞄、文房具など、
さまざまな製品がつくられているそうです。