平成29年の交通事故死者数が発表になりました。
この原稿を書いている時点では交通事故日報集計システムによる
速報値ということですが、死者数は3,694人。
昭和40年ごろの交通戦争の時代は毎年、1万6000人を超える方が
亡くなっていたことを思うと、関係者の努力がうかがわれます。
都道府県別にみると一位は愛知県。
ここ3年ほど悪しきトップを維持しています。
ただ、人口の多いところは当然、数字も大きくなるもの。
警察庁では人口10万人当たり死者数も公開していますが、
愛知県は2.66人と少ない部類に入ります。トップは、福井県の5.88人。
続いて山口県と岡山県が同じ5.67人となっており、
公共交通機関が少なくクルマでの移動に頼る地域のほうが
数値は大きくなる傾向にあるようです(東京都は最小で1.20人)。
とはいえ、ほとんどクルマ移動であるといわれている
沖縄県は3.06人ですから、まだまだ改善すべき点はありそうです。
もうひとつ気になる数字は、飲酒運転による死者数が
減っていないということです。
平成29年は201人。
平成13年に危険運転致死傷罪が作られてからしばらくは
順調に減っていたものの、
平成26年=227人、平成27年=201人、平成28年=213人と、
このところ横ばい状態が続いています。
無くそう飲酒運転!
※アドバンスクラブ本部事務局からの
「飲酒運転ゼロに向けて」岩貞るみこ氏の記事の一部分をお届けしました。