こんにちは(^O^)/
今日は珍しいと言うか、危なかった故障を紹介したいと思います。
車名 ステップワゴン
型式 DBA-RG1
初年度 17年式
走行 113300Km
初期症状
走行中、エンジン不調により、失速し走行不能になり、エンジンルームより煙があがり
室内まで煙が入ってきた。
その後弊社にてレッカー搬送し、点検、スキャンツールにて診断。
故障コードは以下の通り
65-2 O2センサ回路故障
116-2 A.CジェネレーターFR端子/IGP端子電圧低い
50-1 エアフロメーター電圧低い
20-2 ELD電圧高い
57-1 CMP(VTC)センサAパルスなし
とでた。
基本的には故障コード(エンジンチェックランプ)が点灯すると1つのコードが
検出されますが、今回はかなり重複して検出されました。
なお、この故障コードをリセットすると、エンジン停止する。
すぐエンジンはかかるものの、上記のコードがまた検出される。
オルタネーターの発電量はなく、ACGヒューズは交換してもきれる。
なお、焦げた配線などが目視できる部分ではない。
ディーラーに相談したところ、年式が古いので聞いたことない症状ですね~と言われました(笑)
いやいや、古くない!!まだ10年しかたってない!!と思いましたが、ディーラーからみたら
古いのでしょうね。
的確なアドバイスも頂けず仕方ないので、点検していくことにした。
配線図を見ながら一つ一つ点検していく事に・・
ACGヒューズが切れる為、そのラインを疑い点検を開始。
ACGヒューズはオルタネーター、ELD、O2センサなどと繋がっている。
この間、初期のころ見れた故障コードもスキャンツールでは通信出来なくなっていた。
全ての部品、配線の単体点検をし、異常な個所はABSモジュレータであった。
ABSモジュレータを分解してみると、このように焦げていた。
*箱の中の右下の基盤が焼けてます。
ABSモジュレータ交換後、スキャンツール通信もでき故障コードも検出されなくなった。
ゴミの混入によるショートなのかわからないが、私は初めて見た症状でした。
今回は火災事故とはならず良かったのですが、このような故障があったとディーラーに
相談したところ、「そうですか~」で終わりました。
メーカーに伝え、リコールにすべき故障だと私は思ったんですがね(*_*)
一応、燃えてますからね(*_*)
なぜ燃えたのか・・基本的に密閉されている部品なんですが、その他に原因があるのか
しばらく経過観察したいと思います。
反対側も濡れてます。コンピューターぽい物があり、いつ故障するか心配です。
ボンネット内の部品はいくらかは防水されてると思いますが、いつも濡れていると心配になりますね。一度点検に出されることをお勧めします。